カムイのサークル | キサラのかけら[2002]:坂東優(ばんどうまさる)

カムイのサークル | キサラのかけら
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カムイのサークル | キサラのかけら[2002]

 アイヌの伝承に、ホネオップ川のいわれとなった鹿合戦の物語があります。十勝と日高の鹿が長い戦いを繰り広げ、両軍とも疲れ果てたところにカムイ(神)が現れて仲直りさせたそうです。鹿たちはその後、カムイの使者となって十勝と日高を行き来するようになりました。円陣を組んだ石は十勝と日高の鹿、中の石はカムイです。

キサラのかけらキサラのかけら

 昔々、オプタテシケ山(大雪山系)の男神とアカンヌプリ(雌阿寒岳)の女神が夫婦喧嘩をした折に、アカンヌプリがオプタテシケを狙ってヤリを投げつけました。ところが、二人の間に兄弟分のヌプカウシヌプリの山神が立ちはだかったため、ヤリはヌプカウシヌプリの耳(キサラ)を削って落ちました。 大きな石はその耳のひとかけら。

■巨石で築かれた遺跡は世界各地にありますが、ストーンヘンジ(英)やメガリス(仏)が有名です。いずれも原始宗教の祭祀などのためと見なされており、そこに何らかの力が集積されるものと考えられてきたのでしょう。私はサークル内外の空気の違いと、それぞれに方向性を持った石の流れにエネルギーを表現したいと思いました。石、それぞれの持つ形、向き、大きさを十勝一帯の風土、そして風景に自然に従うように努めました。
坂東優(ばんどうまさる)
アーティスト
板東 優 ( ばんどう まさる)
1952 年 帯広生まれ
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