Art lineアートライン/森に内蔵されるアート

カムイのサークル カムイのサークル
キサラのかけら [2002]
板東 優
時折、形を成す時折、形を成す
中小210の断片[2003]
インゴ・ギュンター
北海道のための北海道のための
スカイTV [2005]
オノ・ヨーコ
七つのダイヤモンド七つのダイヤモンド
[2008]
ディディエ・クールボ
厩構造と投影厩構造と投影
( 虚と実 ) [2008]
浅野 修
くずれた厩くずれた厩
( 虚と実 ) [2014]
浅野 修

 十勝千年の森には、森そのものが持つ潜在力を最大限に引き出すと同時に、わたしたち人間にとっても居心地の良い魅力的な森を形成していこうとする意思がみなぎっています。開拓して征服するのではなく、共生のための開発です。自然界におけ る人間の在り方を考える上で、極めて重要な姿勢であると言えるでしょう。

 現代人はとかく時間に追われて日々を過ごしていますが、十勝千年の森にはまた別の、いくつもの時間が流れています。人の都合ではない大自然の森の時間、先住の民や入植して土地を耕した人びとの記憶の時間、さらに空を見上げれば、宇宙が刻む悠久の時があります。

 オーストラリアの先住民、アボリジニにはソングラインという歌による地図があります。狩猟採集民として移動生活に必要な水場、狩場、聖地などの位置情報が織り込まれた歌です。十勝千年の森のアートラインには、それぞれの作品を入口として、この土地の多層的な時空風景を読み解くための方向性を指し示す意味が込められています。

 この土地を訪れ、たまたまその作品に出会った観客が、この森固有の時間と空間はひとつのものでありながらも、人間との関わりのなかでさまざまな様相に変化することに思いを馳せ、ただひとときの「いま、ここ」と永遠のなかの無数の「いま、ここ」に、思考と感覚の扉を開かせる「ゲート」となることを願っています。

アートライン 01/05

アートディレクション:
P3 art and environment
代表 芹沢 高志

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